スピーカー自作のご参考に!

デイトンオーディオの完成品ネットワークを使った
2ウェイシステムの製作

デイトンオーディオの完成品ネットワークはすべての部品がボード上にセットアップされていますので、ツィーターの音圧レベルを調整する可変式アッテネーターを併用しますと、簡単に2ウェイシステムの構築が可能です。いざネットワークを作るとなるとボードの上に各部品を合理的に配置し美しく作るのは結構難しい所がありますので、特に2ウェイ初心者の方には重宝する製品ではないかと思います。
今回はネットワークは3,000Hzクロスを使用。ウーファーはDC160-8をツィーターは4cmコーン型を使いました。
また、ネットワークのウーファー出口にインピーダンス補正回路を付けた試聴も行っています。完成品ネットワークは素子の容量が変更できませんが、補正回路を入れることで音質も変化しますので使い分けて利用できると思います。
エンクロージャはマークオーディオの2ウェイ作例で使った12リットルの物がバッフル交換式ですので、それを流用しています。
エンクロージャ仕様
形式 リアポートポートバスレフ型 ・内容積 約12リットル ・材質 12mmラワン合板
・バスレフポート PF40(内径40mm)長さはそのまま使用 ・塗装 オイルフィニッシュ仕上げ
外形寸法 幅234mm、高356mm、奥行204mm(突起部除く)


3,000Hzクロス完成品ネットワークとDC160-8ウーファー、4cmコーンツィーターの組み合わせ
3,000Hzクロス完成品ネットワーク 可変式アッテネーター
AT50-8
16cmウーファー
DC160-8
4cmコーン型ツィーター
このコーンツィーターはあまり低い所からは使うのは苦しいようなので、3,000Hzクロスのネットワークを使用しました。大変繊細な音でディティールの良くわかる高音です。ソフトドームのような柔らかい材質ではなく、パルプ製の剛性のある振動板となっています。そのためか音のエッジがはっきりと出てきます。どちらかと言うと細いペンでくっきりと書いた感じの描写です。音が荒くなる一歩手前で踏みとどまる感じで、良く出来たコーン型と思いました。少しドライな感じの音が心地よいものとなりました。


■周波数特性の測定
※一般的なリスニングルームでの測定ですので定在波等の影響があると思います。ご参考までに


・ネットワークとアッテネーターのみでの場合です。ウーファーのインピーダンス補正は行っていませんので、中音域1.5kHz〜3.5kHzは音圧レベルが高くなっています。そのため、音楽が明瞭に表現される感じで、活気のある音と言えると思います。



・インピーダンス補正を行った場合です。中音域がよりフラットになっています。補正なしに比べると、全体的にスムースに感じられ自然なサウンドではないでしょうか。少し大人しいとも言えます。



・以下の様にウーファーにインピーダンス補正回路を入れています。コンデンサは計算上もっと大きな容量となりますが、そこまでの補正は必要ないと思い、10μFにしています。下の周波数特性でも判るように、容量が小さくても補正が行われています。



・ウーファーのみでの測定です。黒線はインピーダンス補正付、オレンジ線は補正なしです。肩部分1.5kHzからの減衰がなだらかとなり、よりツィーターに合いやすい曲線となりました。



・ツィーターのみでの測定です。コーン型の割には大変フラットな特性です。
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